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SMは脳で感じる性行為

マゾはSMプレイで身体を痛めつけられることも度々あります。鞭で打たれれば痛いし、針を刺されれば血が流れます。更に、恥ずかしい姿を人前で晒され笑いものになることだってあります。どうして、そこまでされても我慢するのか? 何でわざわざ女王様に会いに行き、しかもお金を払ってまでプレイをするのか不思議に思う人もいるでしょう。でも、そうしなくてはいられない理由がマゾにはあるのです。

マゾにとってSMで得られる悦びはセックスで得られる快感をはるかに超えるものです。例え女性と毎日のようにセックスしたとしてもSMの悦びには及びません。マゾは激しい痛みや想像を超えた恥ずかしさ、厳しい言葉で苛め抜かれることに真の喜びを感じるのです。

そして厳しい調教や責めの裏側にサディストの本当の優しさがあることも知っているからです。サディストはマゾの身体ばかりでなく、心もプライドもズタズタにして責め抜き、奴隷に堕とします。でも、その中から飼うものと飼われるものと言う真の主従関係が生まれるのです。主従関係とは決して責めるばかりではありません。時に奴隷を慈しみ、優しく接するときもあります。飴と鞭で奴隷は次第に飼いならされていくのです。

SMプレイばかりではなく快感を得る行為は、男性同士、女性同士のセックスも同様ですが、どれも子孫の残すための行為ではありません。特に女性同士のセックスは射精するという行為がないので、終わりのない行為です。指や舌で互いにエクスタシーを感じて何度も何度もイッてしまいます。そして、その大部分は脳で感じているのです。

同じようにSMも責められたマゾが感じるのは痛みの中で分泌されるドーパミンの力による脳内麻薬が原因です。鞭でいくら打たれても次第にそれが快感になり、性的興奮に変わっていくのもその効果なのです。だからマゾは射精と言う行為がなくてもエクスタシーを感じ、肉体的な責めや精神的に追い込まれるだけで脳から分泌される性感ホルモンによってイッてしまうのです。

そして、女王様はマゾを服従させた証としてアナルを犯し自分のものにします。ペニバンを使うこともあれば、自ら奴隷のアナルへ手を入れてフィストをすることもあります。また、尿道をブジーで拡張され、指が入るように肉体を改造してしまうこともあります。奴隷は飼い主の好みの身体に変えられていくことに喜びを感じ、それを心に刻んでいくのです。

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プロフィール

佐藤トシヤ

Author:佐藤トシヤ
新聞社を辞めてからフリーのライターとしてSMのコラムやゲイの記事を数多く書いてきました。そもそも私はバイでマゾなので、その方面の体験も多く、自分の経験を記事にしてきました。今でも独身の熟年男性の方とお付き合いしている一方で、素人の既婚女王様とは長く調教されています。そんな私の話を聞いてくれる方、今までアダルトグッズの通販サイトで私のコラムを読んで頂いていた方にまた読んで頂きたいと思っています。

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