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心を締めつける貞操具

男性に着ける貞操帯は、性行為が出来ないよう性器にガードをしてしまう貞操帯本来の意味で使われることは殆んどありません。男性用の貞操具はベルトで腰に固定してしまう本格的なものは少なく、玩具のような製品が多いので、用途の殆どが、「勃起させない」「射精させない」(ペニスに触れさせない)ために、奴隷にしたM男性の射精管理に使われます。貞操具と言うより寧ろ責め具や拘束具と言った方がいい屈辱的な調教に使われます。

S女性によるペニス責めは色々ありますが、睾丸や尿道責めに比べれば肉体的な苦痛は少ないものの、勃起させない、射精をさせないという精神的に追い込まれる責めは、M男性には最も効果的な責めです。男性にとって射精出来ないことはとても辛いことです。勃起させることはおろかペニスに触ることすら出来ないと、頭の中は射精のことしか考えられなくなってしまうので、何日も着けられているとヌキたくて堪らなくなります。

「お前のペニスは勿論、身体のすべて私のものだから、射精出来るか出来ないかは全て私の気分次第よ」と言われると大概の奴隷は言う事を聞きます。ただ、簡単には射精させてはくれませんから、苦しい生活を強いられます。時には恥ずかしい行為を強要されることもありますが、それでも奴隷は射精のためにS女性の言いつけを守ってじっと我慢します。

そもそも奴隷になることは飼い主であるS女性のためだけに生きることですから、自由のない家畜のような苦しいだけの生活を強いられると思われますが、実はそれだけではありません。マゾにとって奴隷になることは全ての柵がなくなり、心も身体も解放されることなのです。だから、飼い主のためならどんな苦しい事でも恥ずかしい事でも自然に出来るのです。

飼い主の女性は、男性の自然の欲求である射精する行為を奪います。ペニスに触ることも勃起することも出来ないため、ペニスは排泄器官だけになります。ただ、調教時には両手を拘束し、貞操具を外してやると奴隷は射精させて貰えると思い、心が弾みます。ただ、飼い主に喜んでもらえるパフォーマンスが出来なければ、射精は許してもらえず、再び貞操帯を着けられてしまうのです。

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プロフィール

佐藤トシヤ

Author:佐藤トシヤ
新聞社を辞めてからフリーのライターとしてSMのコラムやゲイの記事を数多く書いてきました。そもそも私はバイでマゾなので、その方面の体験も多く、自分の経験を記事にしてきました。今でも独身の熟年男性の方とお付き合いしている一方で、素人の既婚女王様とは長く調教されています。そんな私の話を聞いてくれる方、今までアダルトグッズの通販サイトで私のコラムを読んで頂いていた方にまた読んで頂きたいと思っています。

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