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女装者の多目的トイレ利用法

一人暮らしをしている人でなくては簡単に自宅で女装は出来ません。それでも、女装して外出するとなると周りに住んでいる人の目もあるので更に難しい条件が重なります。だから、女装者が着替えをして完全女装をする場所が街では簡単に見つからないというのが現状なのです。

女装者専用のロッカールームのある女装クラブもありますが、会員にならなければ使えません。ただ、普段家に保管できないものもロッカーに仕舞えるので、月数千円のお金をかけてもそんな場所を確保している人もいます。更に予約するとプロがお化粧もしてくれるので、利用者はとても便利だと言います。

ただ、そのような場所が近くにない女装者はどうしているのでしょう? 家族のいる家では無理だし、例え一人暮らしでも普段住んでいる街を女装して歩くわけにもいかず、場所探しに苦労しているのではないでしょうか? 女装するための衣裳部屋を借りる余裕のある人や車のある人ならば、人のいない駐車場でお化粧することも出来ますが、電車に乗って出かける時はそうもいきません。

そんな時に役立つのがバリアフリーの多目的トイレです。常に誰かが利用している訳ではないので大概空いていて、広いスペースがあります。そんな場所をこっそり使わせてもらえば、完全女装も可能です。更に、女装をしてトイレに行くときも女性用に入ることが出来ず、気にしながら男性用に入る心配もなく、多目的トイレを使えば周りにジロジロ見られることもないので、とても気が楽です。

このような女性でも男性でもない人が使えるトイレは日本には未だ少ないようですが、性的なマイノリティが気兼ねなく利用できるこのような施設があると便利ですね。日本は同性婚は生産性がないと政治家が発言するくらい、まだまだ性的マイノリティに理解のない国です。男性がスカートを穿いて歩いているだけで、「気持ち悪い」「変態」とコソコソ言われたり、笑われる社会です。

学校の制服にも早くユニセックスを導入し、好きな服装で通えるようにすべきだと思います。性別を変更するには多くの時間と難しい手続きが必要ですが、服装だけならばどんな服を着て歩いてもジロジロ見られたりすることのない自由な社会になれば素晴らしいのにと思います。私もお化粧したり女性の服を着て街を歩く時はとても気になるので、マスクをして出かけます。本当は真っ赤なリップを着けたままで街を歩きたいと思っています。

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プロフィール

佐藤トシヤ

Author:佐藤トシヤ
新聞社を辞めてからフリーのライターとしてSMのコラムやゲイの記事を数多く書いてきました。そもそも私はバイでマゾなので、その方面の体験も多く、自分の経験を記事にしてきました。今でも独身の熟年男性の方とお付き合いしている一方で、素人の既婚女王様とは長く調教されています。そんな私の話を聞いてくれる方、今までアダルトグッズの通販サイトで私のコラムを読んで頂いていた方にまた読んで頂きたいと思っています。

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